アウェアデートDV 防止プログラム・ファシリテーター全国ネットワーク

奈良県立高等養護学校1年生のみなさんに 届けてきました

2024.2.20 本年度最後の高校生対象の講座は、奈良県立高等養護学校1年生のみなさんに、デートDV防止教育講座「すてきな人間関係をつくるために デートDVってなに?」を届けました。

参画ネットならでは2010年頃から高校を中心にデートDV防止教育を行ってきましたが、特別支援校の生徒さん方にも講座を届けたいと願っていました。そんなとき、性教育の講演会に参加した仲間が、当時の高等養護学校の養護教諭の先生と知り合うことができ、高等養護での講座や、特別支援の生徒さん方にも見やすいパンフレット作成など実現し、その後は毎年のように講座開催していただいています。

奈良県の高校は3月1日が卒業式ですが、今日はその準備の整った体育館で講座をしました。

特別支援の生徒さん対象のプログラムということで、ppやレジュメはリライトしたり、ルビを入れたり、先生方のご意見を取り入れた内容にしてあります。

また今回は打ち合わせで先生から「距離感のことが気になる」と伺い、ロープを使った「きょり感のワーク」も入れました。生徒さん同士だと安心できる距離は近いけど、そのあとあえて先生がコワモテにしてくださると、生徒さんは遠くからなのに「ストップ!」とあわてて言うという感じです。

「女の子らしく、男の子らしくとか聞いたことありますか?」のインタビューには、「女の子だからメイクくらいしぃやと言われた」「重たいものを運ぶのは男の子ってお母さんから言われた」先生方も「女の子だから家事や料理出来ないと困るよと言われた」「男やからしっかりせいと言われた」と答えてくださり、生徒さん方も「おーあるある」とうなづいていました。今の子たちもジェンダーバイアスの価値観のなかで、生活しているんだなと感じます。

今日のプログラムをはじめて見学された奈良県女性活躍推進課の職員さんも、「とてもわかりやすかった」とのことでした。

1年生の生徒さん方、まさにこれから青春まっただなか。これからいろいろな人といい人間関係を作っていってくださいね!

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