アウェアデートDV 防止プログラム・ファシリテーター全国ネットワーク

三重県伊賀市立柘植中学校3年生のみなさんに届けてきました

2024年3月1日(金)、伊賀市立柘植中学校3年生19名、教職員4名のみなさんにデートDV防止教育プログラムを届けてきました。まず、デートDVってなに?から始まり、力と支配の関係性、デートDVは人権侵害であること、ジェンダーの決めつけ、デートDVは身近におこっていること、自分や友だちが被害に遭うかもしれない、その時の声かけや行動など…。またデートDVはこういう事なんだと知ること、知ったら正しく学び落とすことを伝えさせていただきました。
生徒のみなさんは静かに熱心に話を聞いてくれ、こちらもとても話しやすい雰囲気を作ってくれました。感想を求めると積極的に発言してくれた生徒さんや、マイクを向けると最初は戸惑いながらも自分の言葉で一生懸命発言してくれた生徒さんたちもいて嬉しくなりました。柘植中学校は人権に関する学びを熱心にされている学校なので、生徒さんたちはこちらが伝えたい内容をスムーズに受け取ってくれたように感じました。学校の許可をいただきましたので感想の一部を紹介させていただきます。
*自分のことが嫌いだったけど、高木さんのお話を聴いて、男だからや女だからというのは勝手な決めつけや偏見で、男らしくないや女の子らしくないは悪いことじゃないと知って、もっと自分らしさを大切にしていきたいと感じました。
*主従関係ではなく、対等でないといけないと知り、自分にも恋人ができたら気をつけていこうと思う。
*これからもデートDVについて気をつけていこうと思ったし、高校に入ったらそのようなことを見つけるかもしれないので、もしDVしている子がいたらすくに注意していきたいと思ったし、アヤさんとヒロさんのように学習をして変われた人がいるからデートDVをしている人がいたらこの話をしてみたいと思った。今まで、あまりデートDVのことについて考えてきていなかったけど、20歳代の女性で4人に1人が受けていると知って、他人事ではなく、自分事として考えることができて、デートDVなどについてのことが理解できた。女らしさ、男らしさというので、今までぼくは女の人だから料理をするや家事をしてあたりまえといった偏見や決めつけがあり、今回の学習でその決めつけが本人を苦しめさせているのかもしれないということを考えることができた。
*私は差別について学習しているので、デートDVも差別にあてはまると思ったので、身近にそういう場面があれば注意していきたいです。
*もし友だちがデートDVをされていたら、友だちを傷つける権利はだれにもないからデートDVをしている恋人から遠ざけるけど、もし嫌なら友だちを説得するか相談できるカウンセラーの人を紹介したり、先生や親に話す。そして、もし友だちがしていたら友だちの人格まで否定するのではなく、デートDVという行為がいけないということを教える。
*自分として生きることの大切さを知った。私はこれからも自分をもって生きていこうと思った。

感想を読ませていただき、じんわり心が温かくなりました。今は実感がない子もいるかもしれませんが、近い将来大切な誰かに出会ったとき、デートDVの場面にであったとき、今日の話を思い出してほしいと思いました。最後まできちんと話を聞いてくれた生徒さんたち、機器の準備や、ロープレにご協力いただいた先生方、ありがとうございました。みなさんの素敵な出会いと恋を応援しています!

アウェア認定ファシリテーター
高木康衣

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